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12のイノベーション・ウェーブ、印刷技術の進化特別編

更新日:1月14日

印刷技術の進化は、とても面白く、12のイノベーション・ウェーブを理解するのに最適


なぜAIは怖くないのか? 「12のイノベーション・ウェーブ」に学ぶ、市場変革の普遍的パターンの連載のための調査で、印刷技術の変化は、まさにこの12のイノベーション・ウェーブ全体を網羅していました。


再度、ここでは、それぞれのBlogで紹介した動画について、解説とともに整理します。


1. 「印刷革命の夜明け:ケーニッヒ&バウアーと蒸気駆動円圧機の誕生」


19世紀初頭、ドイツのフリードリヒ・ケーニッヒが開発した蒸気駆動のシリンダー印刷機に焦点を当てています。手動プレスの5倍にあたる時速1,100枚の印刷を可能にし、1814年の「タイムズ」紙での歴史的導入までの軌跡を辿ります,。現代の印刷機の原型となったこの発明は、印刷の高速化と低価格化を実現し、大衆メディアの基礎を築きました。



2. 「100年の進化:手動から自動化へ、モノタイプとライノタイプの時代」


手動プレスから複雑な自動機械へと進化した100年間の歩みを解説します。モノタイプ機やライノタイプ機による活字鋳造の自動化、雑誌のページ丁合、そして現代の超高速新聞印刷機まで、印刷産業が高度に専門分化された機械工業へと変貌を遂げた過程を概観します。


3. 「色彩の歴史:石版画からオフセット印刷、CMYKの確立まで」


石灰岩を用いたリトグラフ(石版画)の原理から、多色刷りの「クロモリトグラフ」への発展を解説します。最大40個もの石を用いた複雑な工程や、1900年頃のオフセット印刷の発見、そして網点技術とCMYKインキの確立によってフォトリアルなカラー印刷が実現するまでの技術的背景に迫ります。


4. 「カタログ印刷が変えたアメリカ:シアーズ・ローバックの革新的流通戦略」


100年以上前、印刷されたカタログを通じて米国の消費行動を劇変させたシアーズ・ローバック社の物語です。農村部をターゲットにした通信販売システムや「後払い」という斬新な広告手法、さらにはカタログで注文可能な組み立て式住宅など、印刷物が情報伝達と信頼構築の要となった歴史を振り返ります。


5. 「HP Indigoが支えたコカ・コーラ個人化キャンペーン:デジタル印刷の新次元」


HP Indigoのデジタル印刷技術を活用し、8億枚ものパーソナライズされたラベルを製作したコカ・コーラの「Share a Coke」キャンペーンに迫ります。小ロット向けだったデジタル印刷が、ブランド独自のレッドを忠実に再現しつつ、大規模かつ短納期で高品質な製品を供給できる成熟した技術へと進化したことを証明しています。


6. 「アマゾンのオンデマンド出版(MOD):在庫ゼロを実現する最新プリント技術」


注文が入ってから印刷を開始するアマゾンの「Make on Demand」の製造拠点に潜入します。ウェブ給紙のインクジェット印刷機やカット紙プリンター、ラミネート加工、そして製本から裁断までを完全自動化し、在庫を一切持たずにユニークな一冊を即座に出荷する、究極のオンデマンド・エコシステムを詳細に紹介します。


7. 「印刷工の魂:ライノタイプ機が紡いだ新聞黄金時代と機械への愛着」


一行ごとに活字を鋳造するライノタイプ機が、かつて情報の伝達速度をいかに劇的に変えたかを、ベテラン技術者の視点から描きます。世界で最も複雑な機械の一つと称されるその機構と、デジタル化によって役目を終えた今もなお、インキと金属の匂いに魅せられた専門家たちが抱く深い愛着と敬意を映し出します。


8.「DTPの夜明け:写植・版下からの解放──MacintoshとPageMakerが起こした「印刷革命」の原点」


1986年放送、MacintoshによるDTP(デスクトップパブリッシング)黎明期を記録した貴重な映像資料です。 Aldus社のポール・ブレイナード氏(DTPの名付け親)へのインタビューに加え、当時の「PageMaker」や「Ready, Set, Go!」を使用したレイアウト実演、ベジェ曲線を用いた「Fontographer」でのフォント設計、A4全面表示を実現したRadius社製フルページディスプレイなど、当時の最先端技術が紹介されています。 アナログな版下作業がデジタルワークフローへと置き換わる、まさに現代のプリプレス工程の「原点」を確認できる歴史的な一本です。

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