【第4次産業革命】「常時接続」とAIが描く未来-12のイノベーション・ウェーブ (The 12 Innovation Waves):データと知能の変革時代のコミュニケーション
- 本間 充/マーケティングサイエンスラボ所長

- 2025年12月12日
- 読了時間: 3分
更新日:1月14日
はじめに:ポケットの中の革命
21世紀、私たちの手の中にあるスマートフォンがすべてを変えました。「12のイノベーション・ウェーブ (The 12 Innovation Waves)」の最新章、第4次産業革命期は、いつでもどこでも誰とでもつながり、AIが会話を仲介する時代です。
11. 「モバイルとソーシャル」の時代 (2000s後半 - 2010s後半):共感と承認の経済
スマートフォンとSNSの普及は、コミュニケーションを「常時接続」かつ「多対多」にしました 。
SNSマーケティング:情報の「拡散」と「共感」
FacebookやInstagram、Twitter(X)により、個人がメディア化しました 。 ビジネスにおいて、消費者はもはや受動的な受信者ではありません。「いいね!」やコメントで反応し、拡散する「参加者」です 。企業は、広告を一方的に流すのではなく、ユーザーに「共感」され、シェアされるコンテンツを作ることが求められるようになりました。
メッセージングアプリ:メールからチャットへ
LINEやWhatsAppの登場で、連絡はよりカジュアルで短文、スタンプを使った感情豊かなものになりました 。ビジネスでもSlackやTeamsが導入され、形式張ったメールよりも、スピード重視のチャットが主流になりつつあります。 また、ビデオ通話の無料化により、海外との会議もコストゼロで「顔を見て」行えるようになりました 。

12. 「AIとIoT」の時代 (2010s後半 - 現在):知能化するコミュニケーション
そして現在、AIとIoTがコミュニケーションの「質」と「自動化」を推し進めています 。
AIによる「生成」と「翻訳」
AI翻訳(DeepLやGoogle翻訳)は、言語の壁をリアルタイムで破壊しつつあります 。海外の顧客とも、母国語同士でチャットができる未来はすぐそこです。 さらに、生成AI(ChatGPTなど)は、メールの返信や挨拶文の草案を自動で作成してくれます 。ビジネスパーソンは「書く」作業から解放され、「内容を判断する」役割へとシフトしています。
IoTによる「語らずして伝わる」関係
IoT機器は、モノを通じて状態を伝えます。遠方の親がポットを使えばスマホに通知が来るような「見守り」は、言葉を介さない新しいコミュニケーションです 。ビジネスでは、工場の機械が故障前に自ら修理依頼を出すような、自律的なやり取りが始まっています。

まとめ:データが繋ぐ心
第4次産業革命期の「12のイノベーション・ウェーブ (The 12 Innovation Waves)」は、私たちをかつてないほど密接に結びつけました。
SNSで常につながり承認し合う。
AIが言語や手間の壁を取り払う。
しかし、便利になればなるほど、問われることがあります。「人間が伝えるべきこと」とは何か? 次回は、この先の未来、AI時代における人間のコミュニケーションの価値について考えます。




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