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【第3次産業革命】デジタルが壁を壊し、世界をつなぐ-12のイノベーション・ウェーブ (The 12 Innovation Waves):情報技術と自動化の変革時代のコミュニケーション

更新日:1月14日

はじめに:国境と時間の消滅


20世紀後半、「12のイノベーション・ウェーブ (The 12 Innovation Waves)」は第3次産業革命へ突入します。キーワードは「デジタル」と「ネットワーク」。ビジネス・コミュニケーションから物理的な壁(国境)と時間的な壁(時差)が消え去った時代です。


7. 「コンピュータと原子」の時代 (1940s後半 - 1960s):グローバル化の幕開け


ジェット旅客機とトランジスタの登場が、ビジネスのスケールを地球規模に広げました 。


空飛ぶビジネスマン

ジェット旅客機により、大西洋や太平洋を数時間で横断できるようになりました 。これにより、国際会議や海外商談といった「グローバルな対面」が日常化しました 。トップセールスや経営者が自ら世界を飛び回る時代の到来です。


情報の個人化

トランジスタラジオの普及は、情報を「家族で聞くもの」から「個人で聞くもの」へと変えました 。マーケティング視点では、ターゲットが「世帯」から「個人」へと細分化され始めた予兆と言えます。


8. 「ICと自動化」の時代 (1960s - 1980s前半):すれ違いを埋める技術

IC技術の進化は、コミュニケーションの「非同期」性を強化しました 。


留守番電話と「機会損失」の防止

留守番電話の登場により、不在時でもメッセージを受け取れるようになりました 。ビジネスにおいて「電話に出られなかったから注文を逃した」という機会損失が劇的に減りました。また、FAX(資料外ですが同時期)やビデオテープ  により、情報を記録し、時間をずらして共有することが容易になりました。


留守電、FAX、そしてジェット機。時間と距離をコントロールするツールがデスクに揃い始めた。
留守電、FAX、そしてジェット機。時間と距離をコントロールするツールがデスクに揃い始めた。


9. 「PCとネットワーク」の時代 (1980s後半 - 1990s前半):テキスト通信の逆襲

PCと通信回線の融合により、Eメールとパソコン通信が登場しました 。


Eメール:ビジネスの標準語へ

Eメールは、電話より安く、手紙より速い手段として普及しました 。 「お世話になっております」から始まるビジネスメール文化は、非同期でありながら確実な記録を残せるため、ビジネスコミュニケーションの主役に躍り出ました。また、パソコン通信(BBS)では、趣味や専門分野のコミュニティが生まれ、組織を超えた情報交換(多対多)が始まりました 。


10. 「WebとEコマース」の時代 (1990s後半 - 2000s前半):世界へのウィンドウ

WWW(World Wide Web)の登場は、誰もが発信者になれる革命でした 。


ホームページという「24時間営業の店舗」

個人や企業がWebサイトを持ち、全世界に向けて情報を発信できるようになりました(1対N) 。 マーケティングにおいて、これは「顧客が向こうから情報を探しに来る」インバウンド型の始まりです。カタログを郵送しなくても、Webサイトを見てもらえば商品の魅力が伝わる。Eコマースの誕生です。 また、インスタントメッセンジャー(IM)により、メールよりも気軽なリアルタイム・テキスト会話も普及しました 。


Webの登場。企業も個人も、世界中に向けて「看板」を掲げられるようになった。
Webの登場。企業も個人も、世界中に向けて「看板」を掲げられるようになった。

まとめ:デジタルの効率化から、常時接続へ


第3次産業革命期の「12のイノベーション・ウェーブ (The 12 Innovation Waves)」は、ビジネスから「場所」と「時間」の制約を完全に取り払いました。

  • ジェット機で現地へ。

  • メールで時差を超えて資料送付。

  • Webサイトで24時間集客。

効率化は極まりました。しかし、次の時代、私たちは「つながりすぎる」ことになります。第4次産業革命、スマホとAIの時代です。

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