BBTマーケティングライブは、コンテンツの幅が広い
先週、BBTマーケティングライブの収録を行ってきました。今回のゲストは、サンコー株式会社の﨏さんこと、ekkyさんでした。

ekkyさんは、サンコーの広報と、さまざまなメディアにも登場していますし、『広報ekky流「伝わる」の本質』という本の著者として知っている方も多いのではないでしょうか?
時々、BBTマーケティングライブのゲスト講師を検討している時に、その人に会いたいのか、内容に興味があるのか、自分でも迷うことがありますが、まさに、そのような収録でした。
しかし、内容は極めて真面目な内容で、ぜひ企業の広報関係者の方、製品・商品企画・開発関係者には、見ていただきたい内容になりました。
社員全員が、商品企画のアィディア出しに関与する
最初に、面白家電メーカー「サンコー」の、アイディアの創造方法について、さまざま聞きました。ポイントは、複数あるのでが、ここでは、全社員がアイディア出しに関与することを紹介します。
家電は、実際にさまざまな生活者、生活シーンで使われるものです。私たちは、誰でも「生活者」であり、生活の中で、些細な問題や、課題に出会います。この些細な問題を、解決するためのアイディアを考える、想像、創造することは、生活者なら誰でもできるのです。
多くの企業では、仕事の効率化ために、製品や商品の企画、開発の部門があります。そこには、会社ごとのプロセスがあり、一見、論理的に、合理的に仕事が進みます。しかし、アイディアだし、つまり「アイディエーション」は、効率的に行えない部分もあり、全社員でアイディア出しするのは、大企業で忘れた進め方かもしれません。
え、テレビ制作会社に直接コンタクト?
この番組の後半では、いよいよekkyさんのPR活動について、伺いました。その中での、最大の驚きは、日本のテレビ制作会社280社に、直接「サンコー」の資料を、郵送している点です。
そもそも、みなさんの会社の広報は、テレビ制作会社のリストを持っているでしょうか?eekyさんは、テレビのエンドロールを確認して、制作会社のリストを作り、そこに直接アプローチをしているのです。
私が、「おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器」の説明をテレビで何度となく見た理由は、そのような背景もあったのです。
楽しかったが、内容も濃かった
私達は、マーケティングの仕事を、合理的に行うことに焦点を当てすぎ、実際の活動の目的を見失うことがあります。今回のBBTマーケティングライブは、まさにそのようなことを考えさせられる内容でした。

なお、BBTの番組は、すべて有料放送です。視聴方法もサイトに説明があります。また、視聴された方は、ぜひ感想なども教えてくださいね。
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