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Googleアナリティクス4(GA4)の検索バーが超便利!AIを活用した自然言語検索でデータを瞬時に抽出する方法

Googleアナリティクス4(GA4)の検索バーを使いこなす!AI検索でデータ分析を時短しよう


こんにちは、本間 充 (Mitsuru Honma) です。日々のウェブサイト運営やマーケティング業務において、アクセス解析は欠かせない要素です。データに基づく意思決定(データドリブンマーケティング)が求められる現代において、ツールをどれだけ効率的に使いこなせるかが、ビジネスの成果を大きく左右します。


従来のユニバーサルアナリティクス(UA)からGoogleアナリティクス4(GA4)へと移行し、画面のUIやメニュー構造が大きく変わったことで、「見たいデータがどこにあるのか見つけにくくなった」「レポートのカスタマイズが難しい」と感じている方も少なくないのではないでしょうか。

Googleアナリティクス4(GA4)の検索バーをしよう
Googleアナリティクス4(GA4)の検索バーをしよう

実は、Googleアナリティクス4には、そうした迷いを払拭し、直感的にデータを抽出できる非常に便利な機能が備わっています。それが、画面上部に配置されている「検索バー」です。この検索バーは単なるヘルプ検索用の窓口ではなく、AI(Analytics Intelligence機能)を活用した強力なデータ分析アシスタントなのです。


本記事では、この検索バーを活用して、日常的な言葉(自然言語)でデータを即座に取得する方法を徹底的に解説します。データ抽出の時短術を身につけ、GA4をより効果的に活用していきましょう。


GA4の検索バー(Analytics Intelligence)とは?

Googleアナリティクス4にログインすると、画面の一番上に検索バーが表示されています。多くの方は、機能の使い方を調べたり、特定のレポート画面に移動したりするために使っているかもしれません。


しかし、この検索バーの真の価値は、Analytics Intelligenceという高度な機械学習技術を活用したAI機能にあります。専門的なクエリ言語や複雑なレポート設定は一切不要で、私たちが日常的に使っている言葉(自然言語)で質問を入力するだけで、裏側でGA4が膨大なデータを自動集計し、回答や関連レポートを瞬時に提示してくれるのです。


「先月のモバイルからのアクセスを知りたい」「特定のキャンペーンの成果を確認したい」と思ったとき、どのメニューを開いて、どのディメンションと指標を掛け合わせればいいのか迷うことはありません。検索バーにそのまま質問を打ち込むだけで解決します。これにより、データ抽出にかかる時間を劇的に短縮し、より本質的な分析や施策の立案に時間を割くことができるようになります。


検索バーで取得できるデータと代表的な質問例

それでは、実際に検索バーにどのような質問を入力すればよいのか、具体例を見ていきましょう。Analytics Intelligenceは非常に賢く、多岐にわたる指標に対応しています。


取得データの種類

代表的な質問例

ユーザー指標(新規ユーザー、アクティブユーザーなど)

「今週の新規ユーザー数は?」

「昨日のアクティブユーザー数」

「過去30日間の総ユーザー数」

トラフィック・集客(参照元、メディア、キャンペーンなど)

「先月の自然検索からのセッション数は?」

「先週の参照元/メディア別のユーザー数」

「[キャンペーン名]のトラフィックは?」

行動・エンゲージメント(表示回数、イベント数など)

「昨日最も見られたページは?」

「今月のページビュー数は?」

「先週の特定のイベント(例: click)の発生数」

コンバージョン・収益(eコマース売上、CV数など)

「今年の総収益はいくら?」

「先月のコンバージョン数は?」

「今週の購入イベント数」

ユーザー属性・環境(国、地域、デバイス、ブラウザなど)

「モバイルからのアクセス数は?」

「先週の国別ユーザー数」

「OS別のセッション数」

トレンド・比較(期間比較、増減推移など)

「今月のユーザー数は先月と比べて増えた?」

「モバイルとPCの収益の比較」

「今年と昨年のセッション数の比較」


取得したいデータの種類ごとに、代表的な質問例と、それをビジネスでどのように活かすべきかのポイントをまとめました。そのままコピーしてGA4の検索バーに貼り付けて、ご自身のサイトのデータがどのように表示されるか試してみてください。


1. ユーザー指標(新規ユーザー、アクティブユーザーなど)

ウェブサイトの基礎的な健康状態や、集客施策の全体的な効果を把握するために、ユーザー数の確認は非常に重要です。Googleアナリティクス4では、新規ユーザーやアクティブユーザーの数を、期間を指定して簡単に調べることができます。


検索バーには、以下のような質問を入力してみましょう。

・「今週の新規ユーザー数は?」

・「昨日のアクティブユーザー数」

・「過去30日間の総ユーザー数」

今週の新規ユーザー数
今週の新規ユーザー数

このように「いつの」「どのような」ユーザー数を知りたいかを自然な言葉で入力するだけで、該当する数値がグラフや数字としてポップアップで即座に表示されます。わざわざレポート画面を開いて期間設定カレンダーを変更する手間が省けるため、毎朝のルーティンチェックにも最適です。


2. トラフィック・集客(参照元、メディア、キャンペーンなど)

ユーザーがどこからウェブサイトにやってきたのかを知ることは、マーケティング施策の評価に直結します。自然検索(オーガニック)、SNS、広告、メルマガなど、流入元の内訳も検索バーから一発で確認可能です。


具体的な質問例は以下の通りです。

・「先月の自然検索からのセッション数は?」

・「先週の参照元/メディア別のユーザー数」

・「[キャンペーン名]のトラフィックは?」

先月の自然検索からのセッション数は?
先月の自然検索からのセッション数は?

特定のキャンペーン名や広告グループ名をカッコ内に入力することで、その施策がどれだけのトラフィックを生み出したかを素早くチェックできます。定期的なレポート作成の際にも、必要な数値をすぐに拾い上げることができるため、代理店とのミーティングや社内報告の準備が格段にスムーズになります。


3. 行動・エンゲージメント(表示回数、イベント数など)

ユーザーがサイト内でどのような行動をとったか、どのページがよく見られているのかを分析することも、サイト改善において不可欠です。Googleアナリティクス4はイベントベースの計測に変わったため、ページビュー(表示回数)だけでなく、スクロールやクリックといった特定のイベントの発生回数も重要になります。


以下のような質問を試してみてください。

・「昨日最も見られたページは?」

・「今月のページビュー数は?」

・「先週の特定のイベント(例: click)の発生数」

昨日最も見られたページは?
昨日最も見られたページは?

特定のボタンクリックやファイルのダウンロード、動画の視聴など、あらかじめ設定しておいたイベントの状況も、名前を指定するだけで確認できます。サイトのコンテンツ改善や、UI/UXの最適化に向けた仮説検証を素早く行うためのヒントを瞬時に得るのに役立ちます。


4. コンバージョン・収益(eコマース売上、CV数など)

ECサイトやリード獲得を目的としたサイトにおいて、最も重要なのがコンバージョン(CV)と収益のデータです。ビジネスの成果をリアルタイムで把握したい経営層やマーケターにとって、この機能は非常に重宝します。


検索バーには次のような質問を入力します。 ・「今年の総収益はいくら?」 ・「先月のコンバージョン数は?」 ・「今週の購入イベント数」


これにより、売上目標に対する現在の進捗や、直近の施策によるコンバージョンの変化を即座に確認できます。会議の最中に急に「昨日の売上はどうだった?」と聞かれた際でも、慌てることなくスマートフォンやPCから検索バーを使って回答を提示することが可能になります。


5. ユーザー属性・環境(国、地域、デバイス、ブラウザなど)

どのようなユーザーが、どのような環境からアクセスしているのかを把握することで、ターゲット層の絞り込みやサイトの技術的な改善が行えます。デバイスごとの利用状況や、地域別のアクセス傾向なども、検索バーで簡単に抽出できます。


質問例としては、以下のようなものが挙げられます。

・「昨日最も見られたページは?」

・「先週の国別ユーザー数」

・「OS別のセッション数」

昨日最も見られたページは?
昨日最も見られたページは?

最近モバイルユーザーが増えているのか、あるいは特定の地域や都市からのアクセスが急増しているのかなど、ユーザー属性のトレンドを素早くつかむことができます。特にグローバル展開しているサイトや、地域密着型のビジネスを行っている場合、エリア別のデータ確認が日常的に行えるのは大きなメリットです。また、特定のブラウザでのみバグが発生していないか等の技術検証にも役立ちます。


6. トレンド・比較(期間比較、増減推移など)

データは単なる数値として見るだけでなく、過去の期間と比較することで初めて意味を持ち、インサイトを得ることができます。Googleアナリティクス4の検索バーは、期間比較の計算も自動で行ってくれるという優れた側面を持っています。


比較を行いたい場合は、以下のように質問します。 ・「今月のユーザー数は先月と比べて増えた?」 ・「モバイルとPCの収益の比較」 ・「今年と昨年のセッション数の比較」


わざわざエクセルやスプレッドシートにデータをエクスポートして計算しなくても、Googleアナリティクス4が前月比や前年比などの増減、あるいはデバイス間の差異を瞬時に提示してくれます。トレンドの変化にいち早く気づき、キャンペーンの反響や季節要因の影響を分析し、迅速なアクションを起こすための強力なサポートとなるでしょう。


検索バーを活用する際のコツと注意点

ここまで様々な指標についての質問例を紹介してきましたが、Googleアナリティクス4の検索バーをより効果的に活用するためのちょっとしたコツと注意点をお伝えします。


まず、質問はできるだけ具体的かつシンプルに記述することが重要です。「データを見せて」といった曖昧な表現ではなく、「いつの(期間)」「何の(指標)」「どのような切り口で(ディメンション)」データを見たいのかを明確に指定すると、精度の高い回答が得られます。





GA4の検索バーに自然言語で質問を入力し、アクティブユーザー数やトラフィック指標が瞬時に表示させよう
GA4の検索バーに自然言語で質問を入力し、アクティブユーザー数やトラフィック指標が瞬時に表示させよう

また、Googleアナリティクス4のAnalytics Intelligenceはグローバルなシステムであるため、日本語の解釈がうまくいかないケースも稀に存在します。もし期待した回答が得られなかった場合や、エラーになってしまった場合は、単語の言い回しを少し変えたり、英語で「Users last week」や「Revenue by device」のように入力してみたりすると、正しいデータが表示されることがよくあります。


そして、検索結果からさらに詳細なデータを見たい場合は、提示された回答の右側や下部にあるリンクをクリックすることで、関連する詳細レポート画面に直接ジャンプできます。概要やパッと見の数値は検索バーで確認し、ディープダイブした深掘り分析は探索レポートなどの画面で行うという使い分けが、最も効率的なデータ分析のアプローチです。


まとめ

Googleアナリティクス4(GA4)の検索バーは、AI(Analytics Intelligence)の力を借りて、私たちのデータ分析業務を大幅に効率化し、時短を実現してくれる素晴らしい機能です。


ユーザー指標からトラフィック、コンバージョン、そして高度な期間比較まで、日常的な自然言語の質問だけで多岐にわたるデータを瞬時に取得できます。複雑なメニュー操作やレポートのカスタマイズ方法をすべて覚える必要がなく、チーム内の誰もが直感的に使えるのが最大の魅力です。


日々のウェブマーケティング業務の中で、「このデータを知りたい」「あの数値はどうなっていたっけ」と思ったら、まずは画面上部の検索バーに質問を打ち込んでみてください。あなたのアクセス解析プロセスが、これまで以上にスマートでスピーディーなものに進化するはずです。


以上、本間 充がお届けしました。ぜひ今日から、GA4の検索バーを積極的に活用して、データドリブンな意思決定をビジネスの現場で加速させていきましょう!

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