【AIで激変!】日曜プログラマーの私が、面倒なWebスクレイピングをAIに"丸投げ"して「自分だけの検索エンジン」を作った話
- 本間 充/マーケティングサイエンスラボ所長
- 7月18日
- 読了時間: 5分
【AIで激変!】日曜プログラマーの私が、面倒なWebスクレイピングをAIに"丸投げ"して「自分だけの検索エンジン」を作った話
「自分の書いた記事、あちこちのサイトに散らばっていて、一覧で見たくなりませんか?」
こんにちは!趣味でコードを書いている「日曜プログラマー」のMike Homma(所長)です。 私は自分のブログサイト以外にも、Noteやインテージ知るギャラリーといった外部メディアに文章を寄稿しています。
記事が増えてくると、「あの記事、どこに書いたっけ?」「全記事を一覧で管理したいな」という欲求が湧いてきます。 日曜プログラマーとしては、「Webスクレイピングで自動化すればいいんでしょ?」と思いつくわけですが、正直なところ、結構面倒くさいんですよね。
サイトごとにHTMLの構造を調べて、セレクタを指定して、ライブラリの使い方を思い出して…。ちょっとしたツールを作るだけなのに、腰が重くてつい後回しにしていました。
しかし、そんな面倒な作業をAI(Gemini)に”丸投げ”したら、驚くほど快適に「自分だけの目次サイト(検索エンジン)」が完成してしまいました。今回は、私と同じように「プログラミングは少しわかるけど、面倒なのは苦手…」という方にこそ読んでほしい、AIとの新しい付き合い方についてお話しします。
きっかけはAIへの「仕様書」相談
すべての始まりは、AIであるGeminiへの、いわば「仕様書」を渡すような相談でした。
「Noteに投稿した自分の記事一覧ページのURLから、各記事のタイトルとURLを抜き出して、HTML形式で出力するPythonコードが欲しい」
自分でゼロから書く代わりに、やりたいことの要件を自然な言葉で伝えてみました。するとGeminiは、即座にこちらの意図を汲み取り、叩き台となるPythonコードを生成してくれたのです。

もちろん、一発で完璧なコードが出てくるわけではありません。でも、それでいいんです。出てきたコードをベースに「こういうエラーが出たんだけど」「この部分をこう修正したい」と対話を重ねる。このデバッグや仕様変更のプロセスこそ、AIが最も得意とするところでした。
このAIとのキャッチボールの結果、出来上がったのがこちらのページです。

自分でうんうん唸りながらコードを書いていた時間が、AIとの対話による高速開発に置き換わった瞬間でした。
横展開もAIに"丸投げ"で爆速化
一度この快適さを知ってしまうと、もう後戻りはできません。 「この仕組みを、インテージ知るギャラリーの記事でも同じようにやりたい」
ここでも、面倒な「サイト構造の再解析」や「コードの書き換え」はAIにお任せです。

「今度はこのサイトを対象に、同じことをしたい」と伝えるだけで、Geminiは新しいサイトの構造に合わせて、見事にコードを適応させてくれました。この「横展開」の手間が劇的に削減されたのは、日曜プログラマーにとって大きな革命です。
そして完成したのが、こちらのページです。
▼完成したインテージ知るギャラリー記事の目次ページ
この経験を通じて確信しました。AIは、プログラミングの面倒な「下準備」や「定型作業」を肩代わりしてくれる、最強の相棒(ペアプログラマー)なのだと。
日曜プログラマーが学んだこと:AIは最高の「アシスタント」であり「自分だけの検索エンジンビルダー」だ
この体験から、日曜プログラマーとしての働き方が変わるほどの学びがありました。
1. Webスクレイピングは「面倒な解析作業」から「AIとの対話による高速開発」へ
これまでの開発が、一人で地図を読み解きながら目的地を目指す旅だとしたら、AIとの開発は、優秀なナビゲーター付きの車でドライブするようなものです。目的地(仕様)を伝えれば、最適なルート(コード)を提案してくれる。私たちは、最終的な判断や微調整に集中すればよくなりました。
2. AIの活用で「自分好みの検索エンジン」が爆速でつくれる
今回作ったのはシンプルな目次ページですが、これは「私の書いた記事だけを対象にした、私専用の検索エンジン」に他なりません。 この「自分専用」という発想と、AIによる「高速開発」を組み合わせれば、作れるツールの可能性は無限に広がります。
複数のECサイトを横断して、欲しいガジェットの最安値を通知するツール
好きな技術ブログやニュースサイトを巡回し、気になるキーワードの記事だけをSlackに通知するボット
株価や仮想通貨など、ウォッチしたい複数の情報を集約する自分だけのダッシュボード
アイデアを思いついてからプロトタイプを動かすまでの時間が劇的に短縮されるため、「ちょっと作ってみよう」のハードルが格段に下がります。
まとめ:面倒なコードはAIに書かせて、私たちはもっと楽しいことをしよう!
プログラミングの知識があるからこそ、その面倒さもよくわかっている。私たち日曜プログラマーにとって、AIはまさに救世主のような存在です。
退屈な定型作業や、思い出すのが面倒なライブラリの作法はAIに任せてしまいましょう。そして、私たちはアイデアを出すこと、全体の設計を考えること、そして何より「何を作ったら面白いか」を考えるという、最も創造的で楽しい部分に時間を使うべきです。
もしあなたが「作りたいものがあるけど、ちょっと面倒だな…」と感じているなら、ぜひAIという最高の相棒に、一度仕事を"丸投げ"してみてください。きっと、開発の楽しさを再発見できるはずです。
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