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実践レポ】私の写真が、AIで動き出す!Google Veo3の進化が止まらない

はじめに:AI動画生成の新たな地平へ


皆さん、こんにちは!今日公開した記事「動画生成AIの最高峰!Google Veo3が切り拓く未来(2025年7月版)」では、Googleが発表した最新の動画生成AI「Veo3」の驚くべき性能についてご紹介しました。しかし、その後の調査や実際に触れてみる中で、Veo3のポテンシャルは我々の想像をさらに超えるものであることがわかってきました。


そこで今回は、前回の記事で触れきれなかった、特に私が衝撃を受けた「写真からの動画生成」機能に焦点を当て、その驚異的な実力を実践レポートとしてお届けしたいと思います。


Veo3の真骨頂!「写真からの動画生成」が持つ圧倒的な優位性


テキストから動画を生成する「Text-to-Video」は、多くのAIサービスで実現されています。しかし、Google Veo3が他と一線を画すのは、既存の写真や画像をもとに、非常に高品質な動画を生成できる点です。


これの何がすごいのでしょうか? それは、「被写体の一貫性を完全に保ったまま、命を吹き込める」という点に尽きます。


テキストから動画を生成する場合、特定の人物やキャラクターを、異なるシーンでも同じ姿で登場させ続けるのは至難の業でした。しかし、元となる写真があれば、AIはその写真の人物やオブジェクト、雰囲気を正確に理解し、その特徴を維持したまま、滑らかな動画を生成してくれるのです。つまり、「あなた自身の写真」が、まるでハリー・ポッターの世界の新聞のように、本当に動き出す時代が来たのです。


【実践】私の写真で試してみた!アメフト観戦前の“ワクワク”を動画に


百聞は一見に如かず。早速、私自身の写真を使ってこの機能を試してみました。 使ったのは、ごく普通の私のスナップ写真です。これをGoogle Gemini(※Veo3の機能が統合されているインターフェースと仮定)にアップロードし、次のようなプロンプト(指示文)を入力しました。

素材となる私の写真
素材となる私の写真

「この写真を使って、これからアメフトを観るワクワクした私の動画を、元気になるBGMと一緒に作って下さい。」


ポイントは、「アメフトを観る」という具体的なシチュエーションと、「ワクワクした」という感情、そして「元気になるBGM」という音の要素まで、AIに明確に伝えたことです。これにより、AIがどのような解釈をし、どのような動画をアウトプットするのか、期待に胸が膨らみます。


驚愕の結果!まるで私が本当に「そこにいる」かのような動画


そして、数分後。生成された動画を見て、私は思わず声を上げてしまいました。

そこに映っていたのは、紛れもなく「私」でした。写真の私が、本当にアメフト観戦を前に心を躍らせているかのように、自然な笑顔で少し体を揺らしたり、期待に満ちた表情で周りを見渡したりしているのです。

NY Jetsと共に!最高のフットボールデー🏈✨

特に驚いたのは、以下の点です。

  • 表情の自然さ

    • 単に顔が動くのではなく、「ワクワクしている」という感情が、目つきや口元の動きで完璧に表現されていました。

  • 動きの滑らかさ

    • 写真には写っていなかった肩や腕の動きが、極めて自然に追加され、まるでその場で撮影された動画のようでした。

  • プロンプトの解釈能力

    • 私は、ハンドサインを送るなどの、人物に対する演出が絶妙です。

  • BGMのマッチング

    • リクエスト通り、高揚感を煽るような、元気でアップテンポなBGMが完璧にシンクロしていました。


完成したのは、単なる「動く写真」ではありません。写真という静的な情報に、プロンプトという「文脈」と「感情」が掛け合わさることで生まれた、**新しい「記憶の断片」**とでも言うべきものでした。


まとめ:思い出が“動き出す”未来へ


Google Veo3の写真からの動画生成機能は、クリエイターやマーケターの表現の幅を広げるだけでなく、私たち個人の「思い出」との向き合い方をも変えてしまうほどのインパクトを秘めています。


昔のアルバムに眠る大切な人の写真が、もう一度微笑みかけてくれる。愛するペットの愛くるしい写真が、生き生きと動き出す。そんな、かつては魔法でしかありえなかった体験が、すぐそこまで来ています。


AIが私たちの創造性を刺激し、感動を増幅させてくれる。そんな素晴らしい未来の到来を、今回の体験を通じて確信しました。皆さんも、このテクノロジーが一般に公開された際には、ぜひご自身の「一枚」で、この感動を味わってみてください。

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