広告主の宣伝部・広告広報部の導入研修って大変ですよね
春4月といえば、多くの企業で人事異動、新入社員の入社のシーズンですよね。私も、デジタルを使ったマーケティングを行う部署にいて、異動のメンバーが来ると、部内の導入研修に困ったものです。
理由は明確で、マーケティングの教科書はあるが、広告や宣伝の実務的なテキストはほとんどなく、そして、その企業にとって、何が必須の教育項目なのかが明確になっていないことが多いからです。結果、私の場合は、
競合のサイトのマップを作成し、競合のWebサイトの研究をさせる
アクセス分析をおしえて、Webのアクセス分析レポートを書かせる
くらいは、自習課題として与えられるのですが、それ以外は、「打ち合わせの同席」や「資料作成の支援」というOn the Job Training(OJT)。でも、実態は「背中見て」という属人的な教育だったと思います。
それでも私のいた会社は、マーケティングに配属されるメンバーが多いので、教育する時間的な余裕も、新しいメンバーに失敗を経験させてあげられることできました。しかし、少人数の会社や、久しぶりの新入社員という会社にとってもは、新担当者の研修の悩みは多いのではないでしょうか?そんな方にお勧めなのが、私も講師を行うJAA 「実践広告塾」です。
JAA 実践広告塾の特徴1-講師が広告主の現役が多い
この「実践広告塾」は大変歴史のある研修です。詳しいカリキュラムのPDFに書かれているように、今年でなんと33回目の開講です。皆さんの会社の宣伝部・広報部・マーケティングの社員の中に、先輩がいる可能性が高いです。もともとは、多くの広告主の会社で、自社の研修に課題があり、その課題解決の一つとして、広告主の企業を横断したこの研修が出来たと聞いたことがあります。
詳しいカリキュラムのPDFの中にも、
本講座は、企業の広告宣伝・広報担当者の実務経験3年未満の方々を対象とした人材育成教育プログラムです。社内で育成するための時間やコストを割けない企業の代わりにお役立てをいただいています。
とあるように、まさに各広告主の広告・宣伝・広報の企業内の導入研修の代わりになります。そして、それ以上の価値があります。
その一つ価値が、講師の多くが広告主の現役マーケターである点です。以下、広告主の講師を、講師の登場順にご紹介します。
資生堂ジャパン
メディア戦略部長
髙橋 満さん
サントリーホールディングス
宣伝部部長
堀田 晶子さん
明治
宣伝部 ブランド1G長
小沢 謙介さん
カゴメ
広告部宣伝グループ課長
久森 匡子さん
富士フイルムビジネスイノベーション
宣伝部長
朝倉 孝幸さん
アサヒビール
コミュニケーションデザイン部 担当副部長
平岡 賢介さん
TOPPANホールディングス
宣伝部長
佐藤 圭一さん
日清食品ホールディングス
執行役員 宣伝部長
米山 慎一郎さん
富士通
グローバルマーケティング本部 シニアディレクター
大橋 竜馬さん
アフラック生命保険
執行役員
森 有紀さん
ファイントゥデイ
ブランドコミュニケーション部ヴァイスプレジデント
松本 順さん
花王
作成センターコミュニケーション作成部長
簑部 敏彦さん
これだけ、広告主の現役マーケターの話を一度に聞く機会は、貴重なのではないでしょうか?
これは、別な見方をすると、他社の広告・宣伝・広報の考え方や、取り組みを知ることができるのです。同じ会社でマーケティングを行ていると、その手法が常識に思えてくるのですが、他社の手法を聞くと、自社独自のマーケティングをアップデートするアイディアにつながったりします。そのようなこともあるのか、時々受講者の中に、広告・宣伝・広報の実務経験が3年以上の方もいらっしゃいます。
JAA 実践広告塾の特徴2-グループワークが多い
テレワークの時代に、なぜ対面開催と思うかもしれませんが、それは、この「実践広告塾」には、演習・グループワークも多いことがあります。私も、2024年6月13日に授業を担当しますが、その授業もグループワークが3つ用意されています。
また、このBlogで紹介した、片岡英彦先生が、広告・宣伝・広報のグループワークをファシリテーションしてくださいます。そして、最終日の10月11日には、グループごとのコミュニケーション・プランニングの発表会を開催します。この発表会には、私も同席させて頂きます。私にとり、「実践広告塾」にお手伝いする楽しみの一つです。
グループワークや、アクティブラーニングというのは、「自分を知る・整理する」のに有効的で、大学や大学院の講義で多く用いられます。自分が発言をすることで、自分の言語化能力を理解する。他人の発言を聞くことで、自分にないアイディアや知識を知る。そして、その学びは、先生からの指摘ではなく、自ら行う自覚である点が大きなことです。
JAA 実践広告塾の特徴3-他社のマーケターとネットワークを築ける
このグループワークが多いことで、他の会社のマーケターとのネットワークも築くことができます。会社に戻り、自分の仕事を行っている時には、意外と孤独で不安なものです。そんな時に、この「実践広告塾」で築いたネットワークを活用することもできます。
会社に入ると、会社の外の人のつながりは、取引先様だけという人もいるかもしれません。ぜひ、そんな方は「実践広告塾」に参加されて、ネットワークを作り、自分の仮想のライバル(友人)を作ってみてはいかがでしょうか?
JAA 実践広告塾2024は、先着順です
実は、まだまだ、「実践広告塾」の魅力、そして参加すべきメリットがあるのですが、そこは、皆さんに初日にお会いしたときにお話ししましょう。
そして、このBlogをたまたま見て、興味を覚えた、若手マーケターの方は、詳しいカリキュラムのPDFとこのBlogを印刷して、上司に参加したいことを申し出ましょう。本当に、私お勧めの講座で、そしてこれを読んでいる上司の方は、同じことを自社だけではできないことは、ご存知でしょう。
また、リーダー格の方は、勇気をもって、若手をこの「実践広告塾」に派遣しましょう。若手の、会社の8日というのは、育成からすると大きな穴かもしれません。しかし、会社の業務で学べない広い視野を獲得すること、そして何より他のマーケターを見ることで、本人のモチベーションは確実に高くなります。
最後に、「実践広告塾」の申し込みは、実はJAA(公益社団法人 日本アドバタイザーズ協会)の「実践広告塾」は、JAAの会員以外も参加可能です。そして、さらに先着順です。ぜひ、早く会社の中で議論してくださいね。
そして、6/13と10/11に、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
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