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サチコンのデータもBigQueryに取り込もう

Gemini in BigQuery が、便利すぎるので、GA4に続いて、サチコンのデータもBigQueryに取り込んでみよう!

あまりにも、Googleが提供している、Gemini in BigQueryが便利すぎることは、「


理由は、明快で、SQLの知識がなくても、Google Analytics(GA4)の複雑なデータ分析が簡単にできるのですから。と、色々やっているうちに、ふと考えたので、あれ「サチコンGoogle Search Console」のデータは、BigQueryに取り込めないのだろうか?調べていると、方法はありました。


何、サチコンGoogle Search Consoleには、ページビューが残っている!

そして、さらに丁寧に、Google Analytics(GA4)の計測データと、サチコンGoogle Search Consoleの計測データを調べると、サチコンGoogle Search Consoleの方に、私たちに馴染みのある、Page Viewが存在しているのです。つまり、「GA4でページビューは計測されなくなった」は、ある意味正しいのですが、「サチコンGoogle Search Consoleのデータからは、ページビューが計測できる」が、さらに正しいことがわかったのです。


整理すると以下のようになります。


1. Session (GA4)

  • ユーザーがウェブサイトに訪問し、一定時間(デフォルトは30分)活動する一連の行動を指します。

  • 複数のページビュー、イベント、またはユーザーインタラクションを含む可能性があります。

  • ユーザーがブラウザを閉じたり、30分間 inactivity が続くと、セッションは終了します。

2. Page View (サチコン)

  • ユーザーが特定のページを閲覧した回数をカウントします。

  • ページの読み込みが完了した時点でカウントされます。

  • 同じユーザーが同じページを複数回閲覧した場合、それぞれが独立したPage Viewとしてカウントされます。

関係性

  • SessionはPage Viewを含む概念です。 1つのSession内に複数のPage Viewが存在する可能性があります。

  • Page ViewはSessionに属します。 1つのPage Viewは、特定のSessionに紐付けられます。

ユーザーがウェブサイトにアクセスし、ホームページ、製品ページ、お問い合わせページを閲覧した後、30分後にブラウザを閉じました。この場合、

  • GA4では、1つのSessionが記録されます。

  • サチコンでは、3つのPage Viewが記録されます(ホームページ、製品ページ、お問い合わせページ)。


これは、ますますサチコンGoogle Search Consoleのデータが重要です。では、早速、サチコンGoogle Search ConsoleのデータをBigQueryに取り込むことにしましょう。


BigQueryの設定

サチコンGoogle Search Consoleのデータを、BigQueryに取り込むには、BigQueryの設定と、サチコンGoogle Search Consoleの設定の両方があります。


まずは、BigQuery側の設定から始めましょう。普段BigQueryで作業している画面で下記のように、"Google Cloud"を押して、Google Cloud Consoleのメニューを開きます。

BigQueryから、Google Cloud Console
BigQueryから、Google Cloud Console

以下のような、Google Cloud Console画面が開くので、その「APIとサービス」を選択します。

Google Cloud Console画面
Google Cloud Console画面

Google Cloudの環境では、実に多くのサービスが使えますが、今回、サチコンGoogle Search Consoleのデータを、BigQueryに取り込むためには、

  • BigQuery API

  • BigQuery Storage API

の2つが、必要です。あまりにも多くのサービスがあるので、検索窓にBigQueryなどと入力して、絞り込むと2つのAPIが見つかります。

BigQuery APIとBigQuery Storage APIの導入
BigQuery APIとBigQuery Storage APIの導入

まず、最初に見つかる、BigQuery Storage APIをクリックして、このアプリを有効にします。

BigQuery Storage APIを有効にする
BigQuery Storage APIを有効にする

次に、BigQuery APIを有効にします。

BigQuery APIを有効にする
BigQuery APIを有効にする

次に、BigQueryのデータを、サチコンGoogle Search Consoleから、転送できるように、セキュリティーの設定を行います。

IAMと管理
IAMと管理

Google Cloudのロゴ横のメニューを押して、「IAMと管理」を選択します。IAMとは、Identity and Access Management のことで、Google Cloudにアクセスできるユーザーや、グループの設定を行うメニューです。


次の画面で、「アクセス権を付与」とボタンがあるので、押します。

IAMと管理->アクセス権を付与
IAMと管理->アクセス権を付与

新しいPrincipalsの設定を次の画面で、行います。

プリンシパルの設定
プリンシパルの設定

新しいプリンシパルの欄には、

search-console-data-export@system.gserviceaccount.com

を、入力し、ロールには、

  • BigQuery ジョブユーザー (BigQuery Job User)

  • BigQuery データ編集者 ()BigQuery Data Editor)

を入力します。ロールの方は、下記の画面のように、補助メニューがあるので、そこから選んでください。

プリンシパルの設定
プリンシパルの設定

設定完了後、下記のような状態になっていれば、保存を押して、BigQueryの設定を完了させます。

プリンシパルの設定完了
プリンシパルの設定完了

サチコンGoogle Search Consoleの設定

次に、サチコンGoogle Search Consoleの設定です。サチコンの画面から、まずは、歯車マークの設定画面を開きます。

サチコンの設定メニュー
サチコンの設定メニュー

設定メニューに、「一括データ エクスポート」というメニューがあるので、これをクリックします。

サチコンの一括データ エクスポート
サチコンの一括データ エクスポート

すると、次のような設定画面が開きます。最初にCloud プロジェクトIDですが、これは、Google Cloudのダッシュボード画面で確認します。

サチコンのデータエクスポート設定
サチコンのデータエクスポート設定

Google Cloudロゴ横のメニューを押し、Cloudの概要から、ダッシュボードを選びます。

Google Cloudダッシュボード メニュー
Google Cloudダッシュボード メニュー

すると、次のようにプロジェクトに関する情報が表示されます。

Google Cloudのプロジェクト情報
Google Cloudのプロジェクト情報

この中のプロジェクトIDを間違わないように、先ほどのサチコンのデータエクスポート設定に入力します。


次に残りのデータセット名(わかりやすい名前で、変更しなくても良いです)と、データセットの場所は、東京を選び、続行を押すと、サチコンGoogle Search Consoleの設定は、完了です。

サチコンのデータエクスポート設定
サチコンのデータエクスポート設定

次回は、ページの表示回数(Page Views)を表示します

サチコンGoogle Search Consoleからのデータは、1日1回自動的に転送されます。なので、明日まで、あとは、待ちましょう。転送されるときに、Gmailの方にもメールが届きます。


そして、次回は、以下のようにURL単位でのPage Viewの表示方法を説明します。


GA4のデータとサチコンのデータを組み合わせて、Page Viewを表示
GA4のデータとサチコンのデータを組み合わせて、Page Viewを表示

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