日曜プログラマー必見!VSCodeとClaudeで「note月間まとめ+AI音声Podcast」を全自動化してみた
こんにちは、本間 充 (Mike Homma) です。
私は普段、noteに定期的に記事を書いています。その書いた記事を、自分のWebサイト(mslabo.org)のブログでも紹介したいと常々考えていました。
しかし、毎月のまとめを手作業で作るほどの時間の余裕はありません。どうにか自動化できないものかと考えていたところ、AIを活用した開発にたどり着きました。
今回、VSCodeとClaude(AnthropicのAI、Claude Code)を使って、自動化の仕組みを自分自身で作ってみました。
結論から言うと、休日を利用したわずか半日ほどの時間で、想像をはるかに超える素晴らしいシステムが完成しました。

この記事では、休日の少しの時間を使って便利な仕組みを作る「日曜プログラマー」やプログラミング初心者に向けて、AIと協働する新しい開発の体験をお伝えします。
半日で完成した驚きの全自動システム
今回、私がVSCodeとClaudeを使って作り上げた仕組みは、毎月の面倒な作業をすべて自動化するものです。
具体的には、毎月1日の朝になると、前月にnoteへ投稿した記事をシステムが自動で集めてくれます。

次に、集めた記事ごとにAI(Gemini)が「noteで読みたくなる魅力的な紹介文」と「60秒で解説するPodcast用の台本」を自動生成します。
そして、その台本をAIの音声で読み上げ、高音質な音声ファイルへと変換してくれます。
これらを一つの記事にまとめ、私がWixで構築しているブログシステムに、下書きとして自動で登録するのです。

最後に私が内容を確認して公開ボタンを押せば、Podcastの目次ページ(podcast.mslabo.org)に自動掲載されます。
同時に、Spotifyなどに番組を登録するためのPodcast用データ(RSS)も自動で生成される仕組みになっています。
出来上がった番組名は「60秒で解説、マーケティングサイエンスラボ・本間充のnote」と名付けました。
最初の一歩は「やりたいこと」を日本語で伝えるだけ
開発のスタートラインに立ったとき、私が最初にしたのは、Claudeに対して「やりたいこと」をごく普通の日本語で伝えることだけでした。
「noteの記事を月末にまとめて、Wixのブログで紹介したい。紹介文は読みたくなるような文章にしてほしい」
元の記事
作成されたページ
「それぞれの記事を30秒のPodcastにもしたいが、どうすればいいか、どんな環境が必要かも全く分からない」
このように正直に伝えると、Claudeはすぐにプログラムのコードを書くようなことはしませんでした。
代わりに、まずは開発の進め方を整理し、noteから記事を取得する方法やAIで文章を作る方法などを提示してくれたのです。
音声を作る方法やWixに投稿する方法についても、それぞれの選択肢と長所・短所を挙げ、全体を段階に分けて進める計画を示してくれました。
さらに、「音声はブログの中で再生できれば十分か、Spotifyでも配信するか」「声はAIの標準音声でよいか」といった、私が決めるべき重要なポイントを質問してくれました。
ここが、今回の体験で最も大事な部分だと感じています。
プログラミングの深い知識がなくても、「何を作りたいか」「何を優先するか」を決めるのは、作り手である私自身です。

AIは、その判断に必要な材料を的確にそろえてくれる、非常に優秀な相棒として機能してくれました。
コードを書くのはClaude、確認して決めるのは私
開発の計画が決まった後、VSCodeの中でClaudeに対して「Phase 1から実装をお願いします」と頼んでみました。
すると、Claudeが自ら必要なファイルを作り、プログラムのコードを書き、手元での動作確認までスムーズに進めてくれます。
私は画面に次々と表示される説明を読み、出来上がった管理画面を実際に触って動作を確認するだけです。
実際に動くものを使ってみると、人間の欲というもので、細かな要望が次々と出てきます。
たとえば、「Podcastの最後の一言を『続きは、マーケティングサイエンスラボのnoteで。』にしてほしい」といった具合です。
他にも、「ブログ記事の見出しの前に、空行を1行入れてほしい」「記事のタイトルの書き方をこのように変えてほしい」とお願いしました。
また、「30秒の音声では少し短いので、60秒にしたい」といった仕様の変更も提案しました。
こうした要望も、すべて日本語で伝えるだけで、わずか数分後にはシステムに反映されてしまいます。
「音声を60秒にすると費用はどう変わるのか」と尋ねると、Claudeは料金表を瞬時に確認してくれました。
そして、月に十数円から数十円程度の違いしかないことを計算して教えてくれたので、安心して仕様変更を決断できました。

つまずいたところも、AIが一緒に解決してくれる
もちろん、初めての試みですから、すべての作業が最初から最後まで順調だったわけではありません。
正直に言うと、途中でいくつかの壁にぶつかり、つまずいてしまった場面もありました。
たとえば、外部のプログラムからWixを操作するための鍵となる「APIキー」を作るとき、必要な権限の設定場所が分かりませんでした。

また、ターミナル画面に「claude」と入力したところ、「コマンドが見つからない」というエラーが表示されて焦ったこともあります。
さらに、Spotifyに番組を登録しようとして、登録の手順や画面を間違えてしまったこともありました。
しかし、困ったときは、エラー画面や操作画面のスクリーンショットを撮ってClaudeに見せ、「どうすればいいですか」と聞くだけで解決します。
「必要な権限は『すべてのサイトのアクセス権』の中にあります」「インストール先がPATHに入っていないので、設定を1行追加します」

「その画面はSpotify上で新しく番組を作る場所なので、RSSで追加するための入口は別にあります」
このように、つまずいた原因と次に行うべき操作を、驚くほど具体的に、そして優しく教えてくれました。
初心者がプログラミングで挫折してしまう一番の理由は、「エラーが出たときに何をすればいいか全く分からない」ことだと思います。
その一番高くて険しい壁を、AIが手を取り合って一緒に越えてくれるのです。
安全面への配慮も、AIが先回りして提案
今回の開発で特に印象的だったのは、Claudeがセキュリティや安全面に対しても非常に気を配っていたことです。
たとえば、APIキーのような漏洩してはいけない大切な情報は、「チャットに貼らず、ターミナルで直接登録してください」と注意喚起されました。
システムを操作する管理画面には、誰でもアクセスできないように、自分だけが入れるパスワードがしっかりと設定されています。
Wixへの自動投稿についても、いきなり世の中に公開するのではなく、まずは下書きとして保存される仕組みになっています。
最後に人間である私が内容を確認してから公開するという、安全な運用フローをAIが提案してくれたのです。

Podcastの登録情報にメールアドレスを載せる際も、「このアドレスは公開されますが、どのアドレスを使用するか決めてください」と確認してくれました。
AIが勝手に何でもかんでも進めてしまうのではなく、大事な判断やセキュリティに関わる部分は、しっかりと人に任せてくれます。
だからこそ、システムの構築から運用まで、安心してAIに任せることができました。
かかる費用は、月にほぼ数十円という驚き
今回構築したシステムで使っているサービスは、主に3つだけです。
プログラムを動かす場所としてのCloudflare、文章と音声の生成を担当するGoogleのGemini、そしてブログのプラットフォームであるWixです。
このうち、Cloudflareの動作環境は、無料の枠内で十分に稼働しています。
GeminiのAPI利用料についても、文章の生成と音声の合成を合わせて、月にわずか数十円程度の見込みです。
Wixのブログ機能も既存のものを活用しているため、追加の大きなコストは発生していません。
これだけ高度で実用的な自動化システムが、月にたった数十円で維持できるというのは、本当に驚くべき時代になったと感じます。
休日の趣味として楽しむ日曜プログラマーにとっても、お財布に優しく、最高の開発環境が整っていると言えます。
プログラミング初心者へ 今が一番、始めやすい時代です
今回、この高度なシステムを作り上げるにあたり、私が自分でキーボードを叩いて書いたプログラムのコードは「1行も」ありません。
それでも、noteの記事収集、AIによる魅力的な文章と音声の生成、Wixへの自動投稿、Podcastページの公開までを行うシステムが完成しました。
実際に毎月動き続け、私の作業時間を大幅に削減してくれる実用的な仕組みが手に入ったのです。
これから何かを作ってみたいと考えている方に必要なのは、次の3つだけです。
1つ目は、VSCodeとClaude Codeというツールを用意すること。
2つ目は、「こういうものが欲しい」というアイデアを、自分の言葉(日本語)でAIに伝えること。
3つ目は、出来上がったものを実際に動かして確認し、「ここはこうしてほしい」とフィードバックを伝え続けること。
これだけで、立派なシステムが完成してしまいます。

実際に登録して、聞いてくれると嬉しいです!
プログラミングは、もう「専門家や一部のエンジニアだけのもの」ではありません。
自分の仕事の非効率な部分や、日常生活のちょっとした困りごとを、自分自身の手で解決するための身近な道具になりつつあります。
特別な知識がなくても、週末の数時間を使って「あったらいいな」を形にできる、素晴らしい時代です。
皆さんも、まずは小さなアイデアから、優秀な相棒であるAIと一緒にモノ作りを始めてみませんか。
今回完成したPodcastの実際の音声は、以下のURLからお聴きいただけます。
ぜひ一度、AIが生み出したコンテンツのクオリティを確かめてみてください。






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