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Google Colabで、Google Gemini(AI)のプログラミング解説、初心者用(#14)・Google AI Studioのサンプルを改良

Google AI Studioは、とても便利

実は、Google AI Studioは、「早期アクセスアプリ」というGoogleの分類になっており、アカウントによっては、アクセスできない方もいるかもしれません。無料で利用できるのですが、会社のアカウント管理方法では、アクセスできない方もいるかもしれません。詳しくは、早期アクセスアプリの説明を参考にして欲しいのですが、多くの場合、個人のgmailアカウントでは、利用可能になっていると思うので、確認してみてください。


さて、前回「マーケティング コピーの作成」という、写真とマーケティング・ターゲットから、魅力的なコピー文章を、Google Geminiに作成するプロンプトを、日本語化しました。


Google AI Studioでマーケティング コピーの作成を実行した例
Google AI Studioでマーケティング コピーの作成を実行した例

前回のプロンプトは、Googleが提供されている、プロンプトを日本語化しただけでした。今回は、このプロンプトを拡張して、自分の画像、それも皆さんのGoogle Driveにある画像の、マーケティングのコピー文を作成させてみましょう。


プロンプトのコピーを作成する

前回のプロンプトをそのまま、修正しても良いのですが、また参考にすることもあるので、別な名前で作業を行いましょう。


まずは、「マーケティング コピーの作成」というプロンプトを開けます。その画面の右上に、図のような3点マークあるので、それをクリックしてみてください。


Google AI Studioの3点マーク
Google AI Studioの3点マーク

この3点マークを押すと、ポップアップ画面で「Save a copy」などのメニューが現れます。


Google AI StudioのSave a copyメニュー
Google AI StudioのSave a copyメニュー

Save a copyメニューを押すと、プロンプトが複製され、画面の左上のプロンプトの名前が、「Copy of マーケティング コピーの作成」となっているはずです。


Google AI Studioのプロンプト名
Google AI Studioのプロンプト名

そこで、このタイトルの✏️マークを押して、プロンプトの名前と、説明文章を以下のように変更しておきましょう。


Google AI Studioのプロンプト、説明文の変更
Google AI Studioのプロンプト、説明文の変更

ここでは、

改良マーケティング コピーの作成

写真のマーケティングの説明文章を作成、Google Dreive対応

と入力しています。


サンプル画像の用意

さぁ、プロンプトの改良を行うのですが、その指示に使う画像をGoogle Driveに用意しましょう。ここでは、Google Driveの説明は省略しますが、あまり慣れていない方は、他のサイトのGoogle Driveの解説ページを参考にしてください。Google Driveも、基本的は、無料で利用可能です。


今回のプロンプトのために、画像を用意しました。ファイルは、zip形式になっているので、このリンクからダンロードしてください。


解凍すると、ファイルが3つ入っているので、Google Driveにuploadしましょう。私は、「マイドライブ > Colab Notebooks > Saple-Pict」というフォルダーに、3つのファイルをuploadしました。


Google Driveに画像ファイルをupload
Google Driveに画像ファイルをupload


プロンプトの改良

次に、Google Geminiに行わせるプロンプトの変更をしましょう。画面の下の方に、「Test your prompt」というメニューがあり、その画面の中に、「Add test exaple」というボタンが出るので、それを押して、入力行を増やします。


Google AI Studioのプロンプト行を増やす
Google AI Studioのプロンプト行を増やす

バスケットボールの下に、1行増えました。そして、一つ目の「Write a test input」に、カーソルが移動しています。この最初の列には、バスケットボールの画像のように、分析させたい画像を入力します。


画像の入力のために、このプロンプト名の下にある、Insert: Imageというアイコンをクリックします。


Google AI Studioの画像挿入メニュー
Google AI Studioの画像挿入メニュー

このアイコンを押すと、画像の選択画面が開きます。そして、先ほどGoogle Driveにuploadした画像が、選択候補として出てくるはずです。


Google AI Studioの画像選択画面
Google AI Studioの画像選択画面

そこで、キックボードの画像を選択しましょう。


Google Ai Studioにプロンプト行追加
Google Ai Studioにプロンプト行追加

この画面のように、キックボードの写真が追加されます。続けて、ターゲット層のところに、

旅行好きの男性

と入力しておきます。


続けて、バイク、バレーボールの写真とターゲット層の説明、

中年男性
スポーツ選手

を入力します。


Google AI Studioのプロンプト画面
Google AI Studioのプロンプト画面

この図のようになるのですが、バスケットボールの行は、不要なので、削除したいと思います。バスケットボール行をマウスでクリックすると、図のようにゴミ箱マークが出るので、それを選択して、削除しましょう。


Google AI Studioで不要なプロンプト行を削除
Google AI Studioで不要なプロンプト行を削除

最終的には、プロンプトの行は、図のようになるはずです。


Google AI Studioのプロンプト画面
Google AI Studioのプロンプト画面

これで、今回の改良は完成です。


改良プロンプトの実行

では、実際に実行させてみましょう。あとは、左下の「Run」ボタンを押すだけです。

せっかくなので、実行の様子を動画にしたので、参考にしてください。


この動画は、標準の設定での実行時です。


Google AI Studioには、左メニューで、他の分析モデルも選べます。そこで、Gemini 1.5 Proでも実行してみました。時間は、とてもかかるのですが、マーケティング用のコピー文書は、こちらの方が良さそうです。


皆さんも、いろいろ試してみてくださいね。

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(C) 株式会社マーケティングサイエンスラボ

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