コパイロット使ってみましたか?
さて、前回の「所長のBlog」の多くの方に無関係な記事、「Copilot(コパイロット)を、もっと使ってみましょう。」いかがでしたか。Facebookで、「あなたも、本当は、コパイロット使える状態ではないですか?という、本当に多くの皆さんには関係のない記事を書きました。
多くの方は、無視してください。」と、書いたのですが、以外の記事自体のアクセス数は多くて驚いています。
さて、このコパイロット、まず他の一般的なAIとの比較を行っておきましょう。私は、以下のようなAIを汎用的に使っています。技術的に比較すると以下のようになります。
開発元 | Anthropic | Microsoft | |
モデルアーキテクチャ | Transformer (独自改良) | Transformer (Gemini Pro, Gemini Ultraなど) | Transformer (GPT-4, GPT-4 Turboなど) |
得意なタスク | 長文テキスト処理、創造的な文章作成、対話 | 多様なタスク、画像・動画理解、プログラミング | コード生成、情報検索、文章作成のサポート |
長文処理能力 | 非常に高い (プロンプトサイズ最大20万トークン) | 高い (Gemini Pro 1.5では100万トークン超え) | 高い (GPT-4 Turboで最大128,000トークン) |
創造性 | 高い (物語、詩、脚本など) | 高い (画像生成、音楽生成も可能) | 中程度 (コード生成や文章作成の支援に重点) |
情報検索能力 | 中程度 (Web検索機能は限定的) | 高い (Google検索と連携) | 高い (Bing検索と連携) |
プログラミング能力 | 中程度 (コード生成、デバッグをサポート) | 高い (多様な言語に対応) | 高い (コード補完、提案など) |
APIの使いやすさ | 比較的シンプル | 多様なオプション、エコシステムが充実 | 統合開発環境との連携が強み |
日本語対応 | 高い | 高い | 高い |
利用料金 | 従量課金制、無料プランあり | 従量課金制、無料プランあり | 従量課金制、Microsoft 365に統合 |
コパイロットで、特徴的なのは、マイクロソフトのプログラミング言語との親和性の高さでしょう。
つまり、マイクロソフトが提供している、Visual Studio Codeで開発する、以下のプログラミング言語をAIの支援を受けながら、開発するときには、コパイロットを活用するのが良さそうです。
コパイロットが得意とするプログラミング言語
コパイロットで開発できそうなプログラミング言語の一部を紹介しますね。しかし、マイクロソフトも、本当に多くのプログラミング言語作ってしまったのですね。
C# (C Sharp)
最も代表的なマイクロソフトの言語で、.NET Framework/.NET Coreのメイン言語です。
型安全で堅牢なオブジェクト指向プログラミングが可能で、豊富なライブラリが利用できます。
Copilotは大量のC#コードでトレーニングされているため、特に優れたコード補完と提案が可能です。
利用シーン
Windowsデスクトップアプリ、Webアプリケーション(ASP.NET)、ゲーム開発(Unity)、クロスプラットフォームアプリ
TypeScript
マイクロソフトが開発したJavaScriptのスーパーセット言語です。
静的型付けを導入することで、大規模なJavaScriptプロジェクトの開発を安全かつ効率的にします。
Copilotは特にTypeScriptのコード生成が得意で、型定義や複雑なインターフェースの実装を支援します。
利用シーン
フロントエンド開発(React/Angular/Vue.js)、Node.jsバックエンド、企業の大規模Webアプリケーション
F# (F Sharp)
.NET向けの関数型プログラミング言語です。
数学的な処理や並行処理、データ分析に強みを持ちます。
Copilotは関数型プログラミングのパターンを理解し、再帰やパターンマッチングのコードを提案できます。
利用シーン
金融工学、科学計算、データ分析、並行処理が必要なアプリケーション
Visual Basic .NET
初心者にも扱いやすい、英語に近い文法を持つ.NET言語です。
RAD(高速アプリケーション開発)に適しています。
Copilotは基本的な文法パターンを把握しており、特にGUIアプリケーションのコード生成をサポートします。
利用シーン
業務アプリケーション、社内システム、教育用途
多くのビジネスパーソンが使うのは、エクセル関数、エクセルのマクロでないでしょうか?
まずは、エクセルの関数をコパイロットで
皆さんもよかったら、試してみてくださいね。結果は、個人ごとに微妙に異なるのです。
プロンプト
エクセルのA1のセルに、2024/12/30 という形式の日付があります。これを、日本の元号での日付に変更する、エクセルの関数を教えくてください。
コパイロットの西暦を和暦にエクセルで変換する時のアドバイス
エクセルで日付を日本の元号形式に変更するためには、ユーザー定義形式を使用するのが便利です。以下の手順で行えます:
1. A1セルを選択します。
2. 右クリックして、セルの書式設定を選択します。
3. 表示形式タブで、ユーザー定義を選択します。
4. 種類フィールドに「[$-ja-JP]ggge年m月d日」と入力します。
5. OKをクリックします。
これで、A1セルの日付が「令和6年12月30日」のように表示されます。
もしVBA(Visual Basic for Applications)を使用する方法に興味があれば、お知らせください!
Claudeの西暦を和暦にエクセルで変換する時のアドバイス
エクセルで西暦から元号に変換する関数を組み合わせて作成します。
=IF(DATE(1989,1,8)<=A1,"令和","昭和")&TEXT(IF(DATE(1989,1,8)<=A1,YEAR(A1)-2018,YEAR(A1)-1925),"0")&"年"&TEXT(MONTH(A1),"0")&"月"&TEXT(DAY(A1),"0")&"日"
この関数は:
まず日付が1989年1月8日(昭和64年/平成元年の境界日)以降かどうかを判定
その結果に基づいて「令和」か「昭和」の元号を選択
それぞれの元号での年数を計算(令和は2019年5月1日が「令和元年」)
月日も2桁の数字に整形して結合
2024年12月30日の場合、この関数によって「令和6年12月30日」と表示されます。
Geminiの西暦を和暦にエクセルで変換する時のアドバイス
エクセルのA1セルにある「2024/12/30」という日付を、日本の元号表記に変換する関数は、以下の組み合わせで実現できます。
=TEXT(A1,"ggge年m月d日")
解説:
TEXT関数: TEXT(値, 表示形式) の形式で、指定した値を指定した書式設定でテキストに変換する関数です。
A1: 変換対象の日付データが入っているセルを指定します。この例ではA1セルです。
"ggge年m月d日": 表示形式を指定する文字列です。
ggge: 日本の元号を表示します。(例:令和)
年: 年の文字を表示します。
m: 月を数字で表示します。(例:12)
月: 月の文字を表示します。
d: 日を数字で表示します。(例:30)
日: 日の文字を表示します。
使用例:
A1セルに「2024/12/30」と入力します。
別のセル(例えばB1セル)に上記関数 =TEXT(A1,"ggge年m月d日") を入力します。
B1セルに「令和6年12月30日」と表示されます。
補足:
表示形式の調整:
ggee: 元号を2文字で表示します。(例:令和 → 令和)
ee: 元号を数字で表示します。(例:令和6年 → 06年)
mmm: 月を英語の短縮形で表示します。(例:Dec)
mmmm: 月を英語のフルスペルで表示します。(例:December)
dd: 日を2桁で表示します。(例:30)
これらの書式を組み合わせて、必要な表示形式に調整できます。
日付データとしての扱い:
TEXT関数で変換した結果は文字列となります。もし、変換後も日付データとして扱いたい場合は、セルの書式設定で日付形式を設定する必要があります。
応用:
複数のセルの日付を一括で変換する場合:
B1セルに関数を入力し、そのセルの右下のフィルハンドルをドラッグすることで、他のセルにも関数をコピーできます。
日付の表示形式を切り替えたい場合:
関数内の表示形式文字列を変更するだけで、柔軟に表示形式を切り替えられます。
上記を参考に、Excelで日付の元号表示を試してみてください。
3つのAIでこんなに回答が異なるのです
いかがでした。確かに、コパイロットが、一番エクセルのことを知っているので、誰でもできそうなアドバイスをしてきました。
で、このような例を出すと、良く多くの方から、インターネット検索と何が違うのかと聞かれるのですが、全くレベチです。
私は、もう以下の検索画面から、Webサイトを開けて、その中を参考にしながら、自分の状況に応用するのは、諦め始めています。
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