久しぶりのリアル登壇
コロナも5類に移行され、私(本間 充)自身は、2023年も海外出張に行ったり、積極的に外部に出かけていましたが、冷静に考えると、誰でも参加可能な外部イベントに登壇するのは、本当に久しぶりかもしれません。
久しぶりに登壇するのは、宣伝会議の「アドタイ・デイズ2024(春)」です。春のアドタイ・デイズは、3/1(金)に行われる、東京浜松町コンベンションホールのリアルイベントと、3/11以後に開催されるオンラインイベントの2種あります。
私(本間充)が登壇する、「企業のDXを推進するマーケティングのリスキリング教育」は、3/1(金) 16:25〜17:05のリアル開催です。ぜひ、興味がある方は、会場でお会いしましょう。
マーケティング部門の人材教育/ リスキリングには、多くの論点が
私の仕事では、企業のマーケティング部門の教育は多く、様々な方にお会いしてきました。また、会社の考え方で、さまざまな人材教育・リスキリングの方法を体験させていただきました。
実際の「企業のDXを推進するマーケティングのリスキリング教育」のセッションの前に、論点を整理してみましょう。
マーケティング部門の人材教育は、どの部門が主幹するか?
実は、このどの部門で行うかは、重要な論点です。例えば、以下のような選択肢があります。
全社の人事部門
マーケティング部門の総務系部門
マーケティング部門の室単位
私が知っている事例でも、3つくらいのパターンがあります。会社の部門の役割・責任の持ち方により、最適解は、会社ごとに違いますが、これを間違うと、人材教育の効果が高くなりません。
特に、近年は、「純粋なマーケティングの教育」よりも、「マーケティングに必要なデジタル・スキル」や、「マーケティングに必要なKGI/KPI管理」のように、マーケティングに関する、他領域の知識や手法を教育することが、多いでしょう。この場合に、教育の主観部門は、ある意味受講者のリクルート(集客)範囲に影響を与えるので、誰が、マーケティング部門の教育を設計し、リードするかは、重要な論点の一つです。
マーケティング部門の人材教育は、「立候補制」か?「全員研修」か?
この受講者の範囲も、会社によって大きく異なります。
全員の必修研修
会社からの指名者(選抜者)への研修
全員に講座を紹介した上での、立候補制
おおよそ、これくらいの選択肢はあります。どれが、適切なので適切なのでしょうか?これは、教育・リスキリングの最終目的に依存するとことが大きいでしょう。この点について、「企業のDXを推進するマーケティングのリスキリング教育」のセッションで、株式会社ユナイテッドアローズ 執行役員 CHRO 山崎 万里子 さんに伺い、当日議論したいと思っています。
教育は、オンラインで行うか、オフラインか?
コロナを経験して、追加された重要な論点は、この論点でしょう。この選択肢は、実に現在多くなり、そして、最も混乱していると思います。私も、東京大学などで講義しますが、講師である教授の方も、例えば「東京大学 大学院総合文化研究科・教養学部附属 教養教育高度化機構 アクティブラーニング部門(DALT)」などを参考にしながら、最適な授業の提供方法を議論しています。
企業の研修では、
Video講義
生中継によるオンライン講義
生中継とアーカイブ視聴可能のオンライン講義
会場に集まる集合研修と生中継のオンライン講義
会議に集まる集合研修と生中継とアーカイブ視聴可能のオンライン講義
集合研修のみ
と、種類が増えました。
どの種類を選ぶかは、「知識提供型」なのか、「体験&コーチング型」なのかに、大きく依存するでしょう。
また重要な視点として、教育を行っている最中に、受講者である従業員の観察・理解を行いたいかも、依存します。
おそらく将来活躍する人材育成・発掘は、今までの教育よりも工夫が必要
会社や、マーケティング部門は、人にお金も、時間も投資する教育は、投資と述べるように「将来」のための活動でしょう。将来のための人材育成・発掘とは、「過去の知識の伝承」という教育ではないはずです。
将来のための人材育成・発掘の会社の価値を明確にし、どのような人材を育成したいのか・どのような人材を発掘したいのか。これらを明確にし、より創造性の高い教育・リスキングの機会を提供することが、これからの企業には、求められているのでしょう。
「企業のDXを推進するマーケティングのリスキリング教育」のセッションでは、上記のような論点について、実際の企業の人材教育の責任者にお話を伺いたいと思っています。
ぜひ、マーケティング部門を変革したいと考えている方、企業の人材教育担当者の方は、会場にて、議論に参加ください。
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